備前も南蛮も薪で一週間くらい窯焚きを行うのでとても似ています。
土の耐火度が備前のほうが高いと思います。
南蛮と呼ばれている粘土は備前土と比べると少し低い温度で焼かれているようです。
南蛮土のほうが鉄分が多いと思っています。
しかし、備前でも南蛮のような朱色がでます、南蛮焼きも備前のような紫蘇色もでます。
写真は備前の清水弥生さんと南蛮の山本安朗さんの作品を取り上げました。
僕が備前の修行時代に先生といろいろ話しをしていて「備前以外の土地で備前焼と名乗っちゃダメだよ・・」と言われました。(外弟子だったから許されない・・・)
備前焼きを守るためにもそうしたほうがいいのだと思いました。
それにたいして南蛮焼きのふるさと(名前の由来)は日本ではないので陶芸作家さんは自由に使っているようです。
山本さんは琵琶湖の土を使っていると話していました・・・それ以上はつっこみませんでした。。。
清水さんはご主人と同じ土(森陶岳系列の土だと思います)で緋色が鮮やかな土です。
群馬県でも南蛮といったりただ焼き締めと言ったり正々堂々と備前焼きと名乗っている人もいます。
群馬は焼き物の歴史が新しいのでみなさん好き勝手にやっています。
僕は器を見るとき10000円までの器で気に入った肌の色の作品を買うので、何々焼きは関係ありません。
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