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Channel: 桑の木窯・赤城山のうっさん陶芸工房
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大相撲・女人禁制は、命懸けの勝負の場の精神統一をどうか妨げないでほしいと、哀れな男たちがお願いしている(稲村公望)

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931:猿都瑠 : 2018/04/08 (Sun) 08:31:28host:*.au-net.ne.jp
稲村先生がシェアした投稿から 土俵と女性に関する私の考えです
今から17年前に書いたものですが
今も全くこの考えは変わっていません
 建国記念日の北海道新聞の『卓上四季』は
初の女性知事になった大阪府の太田房江氏が
大相撲春場所の千秋楽で
「女人禁制」の伝統を守る土俵に上がって
知事杯を渡したいと意欲を燃やしていることを歓迎して
「女人禁制」の伝統に根拠がない
「その証拠に『日本書紀』には
女性が相撲をとった記録がある」ことをあげながら
これを
「あしき因習の墨守でしかないこともある」と
持って回った言い方で
大相撲の伝統を批判しています
簡単に相撲についておさらいしますと
神事としての相撲は『日本書紀』によりますと
垂仁天皇の御代に起源を発しております
後に奈良時代(七二五年)聖武天皇が
「相撲節会」を儀式として制定し
以来神事としての様々な伝統を積み重ねて今日にいたっています
力士が仕切りの前に塩を撒くのは
立合いを前にその都度「禊祓」をしているのであります
伊邪那岐之命が黄泉の国へ伊邪那美之命を訪ねて帰ったあとで
「筑紫日向の橘の小門之阿波岐原に身滌祓ひ給ふ時」に
多くの神々を生み出されました
その海に入って左目を洗った時に天照大御神が生まれたのですが
以来日本人は穢れを祓おうとするときには必ず「禊」をするのです
しかし海のある所はよいのですが
山里はもちろん
寒い冬に老人が簡単に海に入るというわけにはいきません
そこで海から採れた塩を撒いたり
盛ったりして代用するようになりました
神事としての相撲を各々の力士が
自覚しているかどうかは措くとしても
本来は男と男が仕切りの度ごとに禊をせねばならぬ程に
命懸けの真剣勝負です
そこに男たちの気を散らして
怪我や事故の元になる脂粉の香りをまき散らすことは
今流に言えば立派なセクハラと言えるでしょう・・・
 ホ乳動物は同種の個体が近づいた時に
まずその雌雄を認識し
しかるのちにその年齢を認識するといいます
人間もまず男女を認識し
次いで老若その他諸々の認識をするそうです
その意味では
力士にとってぼんのう煩悩の最たるものは
女性ということになりましょう
 女人禁制は
命懸けの勝負の場の精神統一を
どうか妨げないでほしいと
哀れな男たちがお願いしているのです
四季氏の言うように確かに
『日本書紀』に女が相撲をとった記録もあります
それは雄略天皇の御代に
斧使いの名人がいて石を台にして木を割って
斧の刃を傷めなかったので
これを見ていた天皇が不思議に思うと同時に
いたずら心を起こして
後宮の女官を
裸にして犢鼻(ふんどし)ひとつにして相撲をとらせたので
これを見た斧使いの名人が手を誤って斧の刃を傷めてしまった
という趣旨のことが書かれてあります
四季氏がこの件をどのように読んで
『女人禁制』も、古代からではない
その証拠に『日本書紀』には
女性が相撲をとった記録もあるし
という結論になるのか・・・
納得がゆかないのは私だけでしょうか
四季氏も太田知事に
犢鼻一丁で土俵に上がれとは言わないくらいの常識は
もつものと期待します
この日の朝
真っ先に私の脳裏をかすめたのは
『ヴェニスの商人』のアントーニオが
シャイロックに言った 「悪魔でも聖書を引くことができる
身勝手な目的にな」 という言葉でした

EG・堺のおっさん等 爺さんが過激なスレ -32-

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