例えば、精神薬で“太る”や“吐き気がする”というような副作用、または抗がん剤の副作用で“髪の毛が抜ける”などと言いますが、それが作用なのです。抗がん剤は、髪の毛を抜けさせる薬です。もともと吐き気を誘発するように作られている物質ということです。精神薬は、麻薬や覚せい剤と一緒なので、ドラッグ中毒のようにガリガリに痩せるか、逆にブクブクに太ります。それは副作用ではなくて作用なのです。
薬の添付文章に副作用に関することが書いてありますが、その書き方がすでにおかしいのです。それを勝手に自分たちの都合で分けているだけです。うまく使い分けるのが必要みたいな錯覚を起こさせているのです。実際には、対症療法として抑えることや刺激したりすることを部分的にしているだけの話で、からだにとって良いことは一つもありません。そこに気づかないと治りません。
根治療法や代替療法など、新しい医学と言われているものは、すべて対症療法と発想が真逆です。自然療法であれホメオパシー(=同種医学)であれ、東洋医学であれ量子医学であれみなそうです。なぜならば、食事療法や栄養療法や解毒法というような発想を持って実践しているからです。そして根本療法という方法論は、さらに精神療法を重視して治療を行うのです。
昔の皇帝などは、すべて病気になったときだけ対症療法として漢方や鍼灸を使いました。実際には西洋医学の対症療法と同じなので、漢方や鍼灸で体質を変えたり根本的な病気を治したりするわけではありません。今の東洋医学者というのは、漢方や鍼灸で体質を改善したり、根本的な病気を治すと言っています。そんな話は私も教わったことがないですしただの嘘です。
東洋医学では気功と言いますが、気の考えや精神的なものをしっかりやるのが根本的な意味での東洋医学です。もう一つもっとも重要なのは医食同源でおなじみの通り、やはり食事なのです。韓国ドラマや中国でもおなじみですが、毎日の食事を作る役職のほうが医官よりも地位が上です。韓国時代劇の「宮廷女官 チャングムの誓い」を思い起こしていただければ理解できると思います。