昨日の雨のなか窖窯の本焼きを行っていました。
薪が濡れていると窯焚きは出来ませんが長江先生は伊勢湾台風のときも窯焚きしていたと言っていたので行うことにしました。
灯油を燃やしているときは能率よく温度が上がっていますが薪に切り替えると、どんどん温度が下がってきました。
いろいろなことをして温度を上げようとしました。
薪をさらに斧で割って燃えやすくしたり、煙突の引きをよくしたりしましたが変わりませんでした。
最後に思いついたのは備前焼きの窯焚きでいう”口差し”を実行しました。
薪を投入する口に薪を隙間無く積みあげて空気をたくさん入れながら焚く技法です。
これをしだしてから少しずつですが温度が上がりだしました。
温度グラフを見れば判るように1200℃にならずに終わっています(切った薪を使いはたした)ので窯焚きは失敗です、チタン白釉の緋色も出てないと思います。
灯油を燃やす窯としては成功しているので全体の改造はせず、薪くべのときに今回より効率よく燃やせるような工夫を考えています。
まだ58才なんであと10年はこの窯を使いたいな・・・灯油を入れているポリタンクを持ち上げて大きなタンクに入れる作業が一番つらい、何かいい方法を考えなくっちゃ・・・
そうだ・・今回ポリタンク4本を用意しましたが結局3本しか入らなかったってことは前回の窯焚きで54~60ℓくらいで焼けたことになります。
そんなに燃料が使われてないので安心しました。
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