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Channel: 桑の木窯・赤城山のうっさん陶芸工房
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パン屋さんのセルフ方式に騙されてはいけません(廣瀬満雄)

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パン屋さんのセルフ方式に騙されてはいけません
セルフ方式(オープンケース)と言うのは
パン屋さんの入り口にトングとトレーが置いてあって
販売員さんと言葉を交わすことなく商品が取れる方式の事です
どこに危険があるかと言うと・・・
日本の厚労省というのは実に優しいお役所で
その下部行政である保健所は長年この方式を認めてきました
端的に申し上げますとこの方式では商品の中に使われている原材料
また食品添加物を一切表示しなくて良い
という事になっているからです
マーガリンが使われているのかショートニングが使われているのか
はたまたPH調整剤、防腐剤、乳化剤等々使用されているものが
一切消費者には解らなくて良い
というご指導になっています

また袋入りのパンでも「一括表示」というのが認められていて

たとえば「アミノ酸等」の中には
どのような種類のアミノ酸が使用されているのか
一切記す必要がありません
これは原材料においても同じことが言えます
厚労省は「予め第一次原材料に含まれているものに関しては
改めて記す必要が無い。」と定めております
例えばアンコです
使用されている小豆が
何処産のものかを表示する必要が無いことは勿論のこと
それに含まれている食品添加物一切を記す必要がありません
お話は飛びますが
中小のパン屋さんを含めてその経営者たちの9割は大学出です
「無添加、国産小麦使用、天然酵母」を標榜すれば

一応パン屋としての繁盛の第一歩です
ところが

この理屈を知っていて素知らぬ顔をする経営者が多すぎます
無添加とは一切の化学薬品を使用しないことであり
国産小麦粉使用と言うのは店内で出す商品が全部内麦という事です
天然酵母使用と言うのは即席の天然酵母ではなく
自家培養の天然酵母を使用することです

「予め第一次原材料に~」の文言を逆に利用し

無添加を標榜しているパン屋が多すぎます
国外産の小麦粉を95%使用し
残り5%だけを内麦にしているパン屋が多すぎます
また「天然酵母使用」を
うたっているパン屋1000軒あるとしたならば
本当に「自家培養」しているパン屋は2~3軒でしょう
まあ
一番安心なのは「対面ケース」で販売員と直にお話しでき
その信頼関係でパンを買う
というのが正しい買い方でしょう
間違っても「100円パン」そして
「大メーカーのパン」に飛びつかないでください


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