「クスリは飲んではいけない!」(船瀬 俊介著 徳間書店」より転載。
●飲むから痛みはひどくなる。
“痛みどめ” は「病をつくるクスリ。 使い続けてはいけない」(安保教授)
さらに「飲むから痛みはひどくなる」。 服用しているあなたは、耳を疑うでしょう。
「“痛みどめ”のおクスリを出しておきましょうネ」
医者はやさしく言う。 ありがとうございます。 こちらは、少し頭を下げる。
どんな病院でも、見かける光景だ。 そもそも“痛みどめ”の薬って、いったいなんだろう?
それは、頭痛、腰痛、ひざの痛みから生理痛まで処方される。
それどころか歯医者さんまで抜歯のあと、「“痛みどめ”飲んでくださいね」と出す。
これらをお医者さんの世界では、消炎鎮痛剤と呼ぶ。
文字通り「炎症」を消して、「痛み」を鎮めるために投与する。
患者が訴えるとありとあらゆる「痛み」に用いられる。
患者は、「これで痛みがとれる。ありがたい」と、医者に感謝する。
医者の言うとおり、まじめに服用する。しかし、それが思わぬ悲劇の入り口となる。
そんなことは、でれも気づかない。 知りもしない。 医者は、ぜったいに教えてくれない。
●やめれば痛み、病気も治っていく
これら“痛みどめ”の薬は、大別して三種類ある。
①解熱鎮痛剤」(昔からある)
②非ステロイド系・消炎鎮痛剤
③モルヒネ
たかが“痛みどめ”なのに、こんな種類があることにビックリしてしまう、
安保教授は、「消炎鎮痛剤を常用してはいけない」と厳しくいましめる。
「体調が悪い、病気がなかなかよくならない。 このような場合は、
なにか薬を常用していないかどうか振り返ってみましょう。
たとえば頭痛持ちの人や、生理痛で悩んでいる人は、痛みがくるたびに
“痛みどめ”(消炎鎮痛剤)を使っていませんか」 (『「薬をやめる」と病気は治る』 安保徹著)
消炎鎮痛剤を「使い続けてはいけない」 理由は「作用が強い」、「交感神経を緊張させ」
「血流障害をおこし」、「顆粒球が組織破壊する」、「炎症を起こし痛む」…。
痛みの原因は、“痛みどめ”だった!
先生の著書」『「薬をやめる」と病気は治る』 は、まさに いいえて妙。
現在医療に対する皮肉というより笑い話だ。
「薬の量を減らしたり、薬をやめたりすることで、現在抱えているさまざまな不調や
病気は治っていきます。 あきらめることはありません。
これこそ、本書がいちばん真実だ。
“痛みどめ”も同じ。
「痛みから解放されたかったら、痛みどめをやめなさい」
●痛みはクスリの禁断症状
痛みを引き起こすのは体内のプロスタグランジンと呼ばれる成分。
消炎鎮痛剤はこの成分を減らす。 よって知覚神経がマヒし痛みは、“一時的”に和らぐ。
「痛みが起こるそもそもの原因は、血流障害です。
消炎鎮痛剤でプロスタグランジンの産生を無理に抑えてしまうと、血管が閉じ
血流障害はさらに悪化します。 知覚が鈍麻(どんま)して痛みがおさまっても、
根本原因である血流障害は改善されないままです」(安保教授)
やれやれ、痛みがとれた、と安心して “痛みどめ” を飲むのをやめる。
すると、体は血流を再開させるために、再びプロスタグランジンを動員して血管を開く。
また痛みがぶり返す。 だから、また“痛みどめ”を飲む。 まさにいたちごっこ。
はやくいえば、消炎鎮痛剤が切れた禁断症状が“痛み”なので。
だから頭痛持ちなら、「頭痛薬」が手放せなくなる。
病院がドラグ中毒患者をつくっている。
「非ステロイド抗炎症解熱剤で脳症になる!」
浜六郎医師も警告している。「動物実験でもこの解熱剤を投与した群は
死亡例が10倍に跳ね上がる」という。
●病院ではまる “悪魔のサイクル”
消炎鎮痛剤の悲劇は、さらにここからが始まりだ。
この薬剤は常に交感神経を緊張させ、慢性的な血流障害を起こす。
「血流障害は全身の細胞の活力を奪い、さまざまな病気を招きます。
消炎鎮痛剤を常用している人の中には、血流が途絶えてしまうために冷えや
耳鳴り、めまい、頭痛、腰痛を併発している人が少なくありません」(安保教授)
さらに長期使用していると、「怒りのホルモン」と呼ばれるアドレナリンが増加する。
これは毒蛇の毒の二、三倍といわれる毒性をもつ。 それが体内をめぐる。
だから気分が悪くなる。イライラ、ムカムカする。
「それに連動っして顆粒球が増加し、活性酸素が治療発生し、組織破壊が進みます」(安保教授)
あなたが腰痛を患って、医者を訪ねたとしよう。
<腰痛→消炎鎮痛剤を使う→腰の痛みがぶりかえす→消炎鎮痛剤を使う→ ……
交感神経の緊張→顆粒球の増加→血流障害→組織破壊(炎症)→
痛み悪化→消炎鎮痛剤の増量 ……>
「病院に通ってるけど腰痛がひどくなった」という人は、このサイクルに引きずり混まれているのだ。
さらに交感神経緊張は <……リンパ球減少→免疫力低下→発ガン・感染症……>など万病を
招き、さらなる悲劇を引き起こす。
●病院でさらに地獄のクスリ漬け
たかが “痛みどめ” されど “痛みどめ” …。
それが引きおこす病気の数には、めまいがする。これらの症状に悩むひとは、まさか、
それが医者が処方してくれる鎮痛剤は、引き金とは死ぬまで気がつかない。
--「便秘」、「排尿障害」、「口の渇き」、「不眠」、「高血圧」、「疲れ」、「だるさ」、「不安」、
「恐怖」、「やつれ」、「頭痛」、「腰痛」、「不妊」、「頻尿」、「関節痛」、「子宮内膜症」、
「胃かいよう」、「胃炎」、「痔」、「歯槽膿漏」、「白内障」、「急性肺炎」、「膵炎」などなど。
<中略>
●おなか、お尻が氷のように冷たい
「消炎鎮痛剤」は炎症を抑えて痛みをとる。 そのために血流を止めて患部を冷やす。
つまり血流障害を起こす。常用しているひとは、全身が血流障害となる。
だから全身が冷える。
「痛みどめを使っているひとは、体がものすごく冷えている。
手足やお腹、お尻がまるで氷のように冷たい」。
これは臨床現場の医師達の証言。
さらに「消炎鎮痛剤を長く使っている人で、頭痛に悩まされている人があまりに多い」。
昔から「冷えは万病のもと」という。
あらゆる病気は血流障害、つまり「冷え」から発病する。
だから”痛みどめ”(消炎鎮痛剤)は、「悪魔の薬」でしかない。最期に待つのが発ガンだ。
「ガン細胞は低体温ほど増殖が激しい」からだ。
痛みどめ→低体温→発ガン・抗ガン剤・放射線→免疫力低下→ガン悪性化→衰弱 →
…死亡……。 この死のサイクルをたどった犠牲者は、何十万人もいるだろう。
こわいですね…。
痛みどめ(消炎鎮痛剤)を常備している方って結構いますよね。
ご一考ください。
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