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Channel: 桑の木窯・赤城山のうっさん陶芸工房
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戦争反対(内海聡)

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 私は日本人であり先祖も生粋の日本人です。日本に限ったことではありませんが、国を守るということと戦争をするということは違います。軍隊を作るということや維持するということと、戦争をするということは違います。政治家が国を強くすると訴えることと彼らが国を守るということは違うのです。

遥かなる昔から大人たちや政治家たちの思惑に踊らされ、私たちは争う必要もないのに戦争をし続けてきました。子どもは戦争などしたくはありません。しかし大人たちに踊らされた彼らの心は少しずつ壊れ、青年たちはみな人殺しへと変貌していきます。

人々はみな国を守るために高潔な意志を持ちますが、戦争はそんなすべてを塗りつぶして憎しみだけが残ります。それぞれはそれぞれの正義のみを主張し、人間はすべて同じ生物なのだということを忘れてしまうでしょう。戦争を知らないのは裕福だといわれる私たちですが、そんな平和ボケだから訴えられることもあります。

日本は徹底的にまで焦土とされ原爆を実験で落とされた国。侵略戦争と扱われている第二次世界大戦の日本が、なぜ東南アジアやムスリムやアフリカやその他の人々に支持されているのか。それを思い出さねばならないと同時に、結局戦争は何も解決しないばかりか、より支配者たちの支配を深めたことに気付かねばなりません。
 
歴史を振り返れば永続的な平和などというものはどこにもありません。しかし古代民族は戦争のない世界が存在しましたし、神話の中にもその世界が存在しましたし、日本の江戸時代も何百年も戦争のない時代が存在しました。数十年の平和でも一年の戦争とは比べ物にならないくらい価値があるのです。

この世界で人間として何がもっとも恥ずべき行為なのか。それは権力を持った人々が国の大事さや思想をエサにして、戦争や軍隊や愛国を賛美しながら自分たちはそれに加わらないということです。まずそのような寄生虫たちに問いかけねばなりません。あなたたちは一体どこにいて何をしているのか、ということを。

そんなに難しい話ではありません。子どもたちをみて自分の家族と友人を省みればいいでしょう。他国者と交流がある方は彼らに聞いてみればいいでしょう。彼らも私たちも戦争など望んではいません。私たちには戦争はもう必要ありません。そして私たち人類には軍隊さえもいらなくなる日が来ると、私は信じてやみません。

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