私がいつも感情を揺さぶられる医療事案がある。
その子は2歳になりかけたばかりの子供だった。目をあわせるのが恥ずかしいのか、大人と目をあまり合わせたがらない、そこで愚かにもその親は児童精神科医に相談してしまった、それがすべての始まりだった。
その児童精神科医は権威中の権威であった。業界で名前を知らないものはいないくらいの権威である。いろんなアンケートを終えたうえで児童精神科医はこう明言した。「自閉症です」そして児童精神科医は、医療認可されていない自分が研究中の薬物を勧めた。もちろんこれは何の副作用もないと説明して。
この子は死ななかった。かわりに痙攣し、不随意運動をきたし、体がのけぞり、しゃべれなくも動けなくもなった。手は硬直した末期の老人のようになり、泣き叫んだりが多くなった。それをみて児童精神科医はこう明言した。「自閉症が悪化しチック症状がでています」もちろんそれはすべてウソである。
多くのニンゲンがこの事案を見て、この事案を聞いてかわいそうだという。その偽善性に吐き気がする。そのニンゲンたちはみなかわいそうだといってそれで終わりだ。実際のところ何の行動もしない、何かを変えるための活動もしない。自分がよければすべてそれでいい、それがニホンジンの本質だから。
私の個人的観念を言えば、これは殺されていたほうがましだったとさえ思える処遇である。もちろん親もだいぶ大きくなった子供も、そうは思っていないだろうしそれはそれでいい。要はそんなレベルの問題を、常に、毎日、今この時も児童精神科医たちは作り続けているということである。彼らをすべて撲滅したい・・・功利主義とかリスクとベネフィットとか、そんなツマラン言葉はいらない。そして今、親は児童精神科医とも、国とも闘っている。
内海聡氏facebook記事より